真っ先に生徒会室を飛び出したのは、生徒会のムードメーカー2人組。
全力でただ前進してきた古貴と悠仁のスピードは、
生徒会室を出た時と比べて目に見えて落ちていた。

何か手掛かりはないかと走って来たものの、
行き先が決まっていたわけでもなく、二人の足が自然に止まる。

「古貴、どこに向かってる?」
「え、俺もいま聞こうと思ってたとこ。」
「何!?何も考えてないまま走ってたってこと!?」
「悠仁君がお手元龍の飛んだ方向を見てたと思って。」

行き先を見失った二人は互いに無計画に走っていたのだと気付いたことで、小競り合いが始まったようだ。
そこへ、 走り疲れてフラフラになりながら合流することとなったのだが、
いつまで経ってもこの似た者同士の小競り合いは結論へと向かわず、時間を貪るばかりだった。

■あなたはどうしますか?■
→「古貴くんの味方をする !」
→「悠仁くんの味方をする !」
→「諦めて探しに行く」



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