校庭へ出てお手元龍を追うことにした。
木々がさわさわと騒いでいるところを見ると、風はまだ強いらしい。
どこまで飛んでいってしまったんだろう。

「外に飛んで行ったんだから、校庭に出た方がいいと思ったんだけどね」
「どこまで飛んでいっちゃったんでしょう・・・」

一緒に追いかけてきたのは、龍明と惶李。
3人ともあたりを見回すが、それらしき姿はない。
小さな紙がそう簡単に見つかるはずもないのだが。

外に出てみれば少しは近づけると思ってはいた。
どうやら一歩出遅れてしまったようでお手元龍は見当たらなかった。

「ねえ、手分けして探さない?」
「あ!その方が早くみつけてあげられますねー!」

英香学園の敷地は広い。
それぞれ分かれて探す法が捜索範囲が広がるのは確かだ。


■あなたはどうしますか?■
→「じゃ、龍明くんと一緒にいきます!」
→「惶李くんと一緒に探してもいい?」
→「私もあっちを探してみるね!」



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